七月二日 半夏生餅
大阪・河内地方や奈良県の方々は、この夏の始まりの季節行事を大切にされています。
「半夏生」と書いて「はんげしょう・はげしょ」と読まれます。
なかなか読めませんよねぇ!
半夏生は、夏至(六月二一日)から十一間の七月二日頃から七夕頃までの五日間をいいます。
田植えは、「夏至の頃、半夏生まで」と言われれるぐらいに農家の方々の作業の目安とされ、それを過ぎると秋の収穫が減るといわれてきました。
関西地方では、タコの足のように大地にしっかり根付き育つようにとタコを食べ、そしてここ河内地方や奈良県などでは収穫した小麦で「半夏生餅」を作って田の神さまに供えて感謝する風習があります。
「半夏生」の名前の由来は、七十二候、二十四節句よりこの頃に半夏生の花が咲く候とする説と、葉の一部が白く変化することから「半化粧」と呼ばれたのがあるそうです。
古では、「カタシロザクロ(片白草)」と言われていました。
おもしろいことに、半夏生の五日間にはいろんな言い伝えがありますね。
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