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白仙粉は、“打ちもの”と呼ばれる干菓子を代表する、伝統的な和菓子の一種。
米や大麦、豆や蕎麦、栗等などの穀粉に、砂糖や水飴、少量の水を加えて木型に詰めて抜き取り、加熱乾燥させて作ります。
伝統的な和菓子ですが、そのルーツは西から中央アジアと云われています。中国を経由し、室町時代に「日明貿易」を通じて日本へと伝わりました。
国内で広く知られるようになったのは、当時の茶道の勃興・浸透によるものです。「日明貿易」ルート以外にも、江戸時代には中国から長崎に伝わった落雁(口砂香/こうさこ)もあります。